高校3年間野球に捧げた男の寮生活!

みなさんこんにちは
今回は一風変わった記事を書こうと思います。

それは私、わたるの高校時代について書こうと思います。僕の高校時代に興味ないわという方。

確かにそう笑

そうなんですけど、3年間野球に打ち込んだ生活、寮生活も含めて私は普通の人はあまり経験しないようなことを経験してきたんじゃないかなと思いこれを記事にすることで3年間振り返って改めて学びだったと思えることがあるかもしれないし、また誰かの役にたつ経験があるかも知れない。そう思ってこの記事を書こうと思いますのでぜひ読んで見てください。

僕は県内でもそこそこなの知れた名門校で寮生活、野球に打ち込んできました。

そこで経験したことを書いていきたいなと思います。

1年の地獄

入寮初日

先輩たちの前で自己紹介を行うのですがめちゃくちゃ恐ろしいです笑
食堂に集められて3年、2年約70人近くいる前で自己紹介をするのですが、先輩に無茶振りされたり、同じ中学のチームから行った先輩がいじられキャラだったりするとそれがそのまま後輩に飛び火します。

さいわい僕のチームから行った先輩はすごく真面目でとても頼りになる人だったのでこの自己紹介は難なくパスしましたが、当時50人近くいた同期全員の自己紹介が終わるまでずっと先輩の前に立っているのがめちゃくちゃしんどくて足がガクガクになり3年間続くか入寮の初日で心配になりました。

点呼

これが正直一番きつかった。どういうものかというと名目上は”点呼”つまり人数の把握なんですが、この人数が揃ったタイミングで1年だけ残され先輩からのお叱りをうける時間となります。

これがまあしんどい。普通に1〜2時間ぶっ通しで怒られ続けるわけですからメンタルが持ちません。

毎日何かしらをやらかした1年が吊し上げるように全体の前で怒られます。そんなのに日々にビクビクしながら過ごす日々でした。シーンとした雰囲気のなか2年生の5人のリーダーがバーンと大きな音でドアを開けて入ってきます。すかさず立ち上がり挨拶をします。そしてまず、その日目についた同期を立たせ全員の前で怒られます。ときには胸ぐらを掴まれたり殴られたりしている奴もいました。そんなことがほぼ毎日、2年に上がるまで行われます。特に3年生の夏が終わるまでの期間はめちゃくちゃ怒られました。

目をつけられるだけで何にもしていなくても、顔がうざいとか、態度が悪いなどの理不尽な理由で怒られたりもします。

ちなみに僕はやらかしたことはありませんが、1、2時間平気で座ったまんまでエアコンの風が直で目を攻撃してきてしょぼしょぼしていたら、「眠たいんか!」と怒られ立たされた記憶があります笑

普通にあんな状況のなかで眠たくなるわけないやろ!とも思いましたが素直に立つことしかできません。

学校やグラウンドなど、どれだけ気配を消して目立たないように過ごすのかが鍵になります。
普通に理不尽に怒られることが多いので普段から立ち姿や先輩に失礼がないようにひたすら自分の行動に目を向けた1年間だったなと思いました。

理不尽なルール

1年には特にルールが多い。

カップ麺禁止、先輩より先に洗濯、風呂を済ませてはいけない。などなどあげ出せばキリがない理不尽な決まりですが、特に意味のわからないルールをご紹介したいと思います。

  • 私語禁止
  • 夜間練習先輩よりさきに何もしてはいけない
  • 5メートル挨拶

この3つは、意味がわからなかったり、理不尽なところを皆さんに知っていただきたいなと思いました。

私語禁止

これはもう普通に意味がわからないですし、理不尽すぎますよね笑
あくまで寮内に限った話ですが、当時1年生の頃は5人のリーダーが各部屋の一年生と一緒の部屋に過ごしていました。ただ一年の部屋は10部屋あり、5部屋には上級生がいない部屋がありました。

自由時間になると、上級生と同じ部屋の同期はこぞって先輩のいない部屋に逃げ込んできます。そうすることでうるさく騒ぎ過ぎてしまい、部屋移動が禁止になりそのうち私語禁止にまでなってしまうわけです。

とはいうものの、うるさくしているとはいえど知れています。先輩は楽しそうにしている後輩が1番嫌いなのです。

私語禁止になってから地獄を見るのはもちろん先輩と同部屋の同期。私はここでも先輩のいない部屋だったので、部屋内でコソコソ話すことができたのでラッキーだったとしか言いようがありません。
普通に仲間と暮らしている中で会話ができないというのは思っている以上にしんどいです。

先輩より先に色々なことをしてはいけない風習

これは、まあどこに行っても当たり前ではありますよね。なんですが、先輩が全員夜間練習を切り上げるまで後輩は夜間練習をし続けなければいけないのです。

それだけならいいのですが、寮には消灯時間が定められています。消灯時間が11時と定められているのに、10時45分ぐらいまで残って練習する先輩がいらっしゃる、そしてその方が上がってから11時までに風呂と洗濯をしなければいけないんです。洗濯は夜間の間こっそり回しに行って、夜間練習上がる頃には出来上がるようにすることは可能ですが、風呂はそうはいきません。同期は約50人ほどいましたのでその人数が15分で限られたシャワー数で体を洗うことはできません。

だから、渋々洗面台で頭と足だけ洗って他はボディーシートで済ませることが日常茶飯事で起こります。冬ならまだしも、夏は地獄です。なんとか朝イチで起きて朝にシャワーを浴びます。なかなか疲れが取れない毎日。本当によく頑張ったなと今振り返っても思います。

5メートル挨拶

これは主に下校時に行われるものです。一般的な高校だと学校内にグラウンドがある高校がほとんどではないでしょうか。僕たちは学校→寮→グラウンド、と各区間2キロメートルほど離れています。だから学校が終わり次第走って寮に帰り、走ってグラウンドまで向かうわけなんですが、前に先輩がいるともちろん挨拶をしなければなりません。

5メートル挨拶というのは、前にいる先輩を5メートル追い越して振り返って挨拶をするという意味のわからん風習なのです。先輩によっては「いいよ」って言ってくださる方もおられるのでその場合は「ありがとうございます」とだけ答えて通り過ぎます。(なぜありがとうなのかも今となっては意味分からんけど)
いやらしい先輩であれば、5メートル離して振り向こうとしたときに走って距離を詰めてきて「5メートル離れてないからやり直し」って言ってなかなか行かせてもらえないこともあります。

寮生活ではこんな意味のない理不尽が蔓延っているのです。

最後に

このような閉鎖された空間ではなんのスキルも知識もない人間が歳上だからという理由だけで偉くなったと勘違いしてしまいます。たかだか高校生、まだまだクソガキなわけで、自分の言うことを聞いてくれる1年が入ってくると奴隷のように扱ってきます。

野球だけしてきた人間がほとんどですから勉強、モラル、人間性それぞれにおいてクズな人間がとても多かったです。そんな中で、社会における最底辺みたいな人間と約1〜3年の間共に過ごせたのは一ついい経験だったと思います。

さらに、そんなクズみたいな人間を見て、自分自身ああはなりたくないと強く心に刻むことができて今思っても自分はそれなりにまともではあったと思いました。理不尽が蔓延る世界で人間的な部分で理不尽な世界に流されることがなくて本当に良かったと思いました。

これらの経験で、多少の理不尽じゃなんとも思わなくなりましたし、精神的にもタフになれたんだなと思いました。

今日の話は以上にしようかなと思います、寮の話はもっとたくさんありこの手の話題は当時の仲間の間でもめちゃくちゃ盛り上がるのでとても楽しいです笑

また機会があれば別の話を記事にしようと思いますのでお楽しみに。
年をとったって偉くなったわけではない!いつまでも謙虚に生きよう!

ではまた。

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