円安ってなに?良いの悪いの?

円安について

最近円安が国内を騒がせていますが。よくわからない方も多いと思いますので詳しく解説します。円安というのはアメリカの通貨ドルに対して日本の通貨の価値のほうが安いということです。

たとえば、だいたい円とドルの価値感覚って1ドル=100円ぐらいな感覚ではないでしょうか。
これをベースに考えると、現在1ドル=130円ぐらいになっています。今まで100円で変えていたアメリカからの輸入品が130円に値上がりしてしまった。そんな感覚です。

100円から130円になったんだから円高じゃないの?って思った方のおられるかもしれません。
わたしはそうでした(笑)。要は価値判断なんですね、100円で買えたものが130円払わないと買えなくなった。つまり円の価値が下がったと言えるわけです。だから今の状況は円が安くなった円安と呼ばれるわけですね。

円安はわかったと、具体的に我々の生活にどのように影響するのかというのが気になるところだと思います。

円安は輸出には有利だが輸入にはダメージが有るというぐらいの認識をお持ちの方も多いかもしれません。

円安はわれわれ一般市民には悪影響しかないと言ってもいいでしょう。なぜなら、この記事を見てくださっている方の中でモノを海外へを輸出しているよっていう方おられますでしょうか?。おそらくいないと思います。

つまり輸入商品を消費する側の我々にとってはダメージしかありません。具体的には、輸入商品が値上がりします。30年近くのデフレの状況下で輸入品が更に値上がりするという地獄。かなりまずい。

ではなぜ円安になると思いますか?
様々要因がありますが、その一つとして日本とアメリカでの金利差があるからだと言われています。

アメリカはインフレが進み、行き過ぎたインフレを抑えるという状況にあります。
インフレを抑える方法は大きく二種類あります。

1増税

2金利を引き上げる

アメリカのFRB(日本で言う日本銀行)は金利を引き上げました。そうすることで、ドル資産を皆が持ちたがり、円売りドル買いの動きになるわけです。金利の高い通貨で運用するとより高い利回りが得られるためこのようになります。ドル資産が欲しい人が増えることで、ドルの価値が高まり、円安、ドル高になります。

では日本も金利を引き上げれば良くね?と思われた方もおられるかもしれません。それが今の日本では金利を上げることが非常に厳しい状況にあります。なぜなら、初めにも言いましたがアメリカはインフレになり、インフレを抑えるための政策として金融引き締めをおこなっていると言いました。

今、日本はデフレです。日本はデフレだと言うと、インフレだろ!と言う方もおられますが、まだまだ金利を引き上げられるほど成長していません。

景気の成長を見るときには、消費者物価指数(CPI)という数値を見ることが多いです。
物価がどれだけ上がったかという指標です。この指標を2%ずつ成長させていくのが政府の目標なのです。よくインフレターゲットなどと言われているので聞いたこともあるかもしれません。

しかし、この指標には3種類あります。これが日本の成長を誤って見る原因になること多いように感じます。

消費者物価指数には、普通のもの、コアCPI、コアコアCPIに別れます。
コアCPIは生鮮食品の品目を抜いた値でコアコアCPIはそこから更にエネルギー等の品目を抜いた値になります。

生鮮食品はその年によって不作になったりなど景気の影響以外での物価変動が多いため、景気指標を見るときには抜かれます。エネルギーも自国では取れないため物価の変動が大きいです。これらを抜いたコアコアの値で見るのが普通になります。

コアコアの値でみたときの日本の物価上昇率はほぼ0です。逆に普通のCPIは上昇しています。つまりこれどういうことかおわかりですか?

そうです。経済成長要因以外の物価上昇が家計にダイレクトアタックしている状況です。

もう少しわかりやすく説明します。
経済成長というのは、物価が上がる→そして上がった物価が給料に反映される→給料が上がるから、みんながものを買いたがる→するとまた物価が上がる。

これが目指すべき経済成長なのです。つまりスタートが、買いたい人がたくさんいて物価があがっているのではなく。単に海外からの輸入物価の高騰が影響で物価が上がってしまっている状況なのです。だから給料の上昇が伴わない物価上昇が家計へ直撃しているということになります。

日銀の金融政策について

 ここまで読んでくださった方の中には、金融緩和をやめれば問題ないのじゃないかと疑問を持たれた方もおられるかもしれません。

結論的には、今金融緩和をやめ、金利を引き上げる方向に持っていくのはかなり厳しいと思います。

なぜなら、先述したとおり日本はまだまだ経済成長が起こっていないからです。金利を引き上げるというのは経済成長に大きなブレーキを掛ける手段の一つです。アメリカはコロナでいたんだ経済を立て直すためにかなり巨額な財政出動を行った結果、景気が過熱したためブレーキをかける必要があったのです。しかし、日本では10万円の給付が一回程度でほとんど財政出動が行われませんでした。結果として成長率はほぼ横ばい、この状況で金利を上げると日本経済にトドメを指すと言っても過言ではない状況なのです。だから、一部野党から金利を引き上げるべきという批判が出たり、黒田日銀総裁をすげ替えるみたいな話が出ているのが恐ろしいと感じてしまいます。

現在日銀にできることは金融緩和を続けることであり、頑張らなければならないのは先程も少し言いましたが、政府です。ここは大規模な財政出動で家計を太らすことが最も重要なことだと私は考えます。日本のGDPの6割を占めるのは個人消費です。このアクセルを踏むどころか、消費税を引き上げることでブレーキを踏み続けてきたのが日本です。そしてさらにGDPの1割にもみたないインバウンドを拡大させることで景気の回復を目指したり、日本の財政が持たないという意味のわからん理由で更に消費増税を検討する今の政府には、正直期待できないなと私は思います。(インバウンドを増やすことももちろん大切だと考える)

今後の展開

ではこれからどうなるのかについて少し書いていこうと思います。

円安はずっと続くことはないと思います。

なぜならアメリカの景気がこのさきずっと成長を続けることはありえないからです。金利を引き上げることで急ブレーキを踏んでいる状況ですから、この先アメリカ経済が一定落ち着けば金利を普通に戻すでしょう。そうすれば円安は一定増しになるでしょうし、アメリカの景気次第では円高に転じることもあると一部の専門家は言っていたりもします。だから、今はなんとか耐えていくしかないのかなというふうに思います。

更に円安の間に、企業が製造拠点を国内に移し経済成長の一つの起爆剤なればいいななんて思ってみたりもしています。

まとめ

まとめとして、経済は循環です。いいときもあれば悪いときもある。だからこそ通貨の価値に一喜一憂せずに目の前のことに集中するのが一番大切なんじゃないかと思います。

しかしこれらの基礎知識を最低限押さえた上で、適切な批判ができるように、そしてそんな人を政治家として選べるようにしていただくのが一番大切だと思いました。

私は学者でも専門家でもない経済に興味を持った1一般人です。これは私の1意見として参考程度にいただきたいと思います。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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